関数は英語で「function」と言います。直訳すると「機能」という意味です。中学3年の数学で習ってますが、数学だけでなく情報処理関係のあらゆるところで必要になる重要な考え方です。
関数に関して以下の3つの言葉を理解してください。
以下の図のイメージで捉えておいてください。引数を入力して計算した結果を出力してくれる自動計算器のイメージです。(自動販売機のイメージでもかまいません。お金と商品ボタンを入力すると品物を出力する。)
数式内で、関数は次のように書きます。
関数名 (引数1, 引数2, 引数3, …)
関数名には関数が何を出力するのか分かりやすいように名前がつけてあります。 自作の関数には自分で名前をつけます。 名前をつけるのが面倒な時は function の頭文字の f にすることもあります。
中学高校の数学で習った関数を復習しておきましょう。
Excelでは和を計算する関数に SUM という名前がついています。(和のことを英語で summation と言います。数学ではラテン文字Sのギリシャ文字版のΣという記号で表したりもします。) 算術平均を計算する関数には AVERAGE という名前がついています。(算術平均のことを英語で average と言います。
その他様々な関数が用意されています。 少しずつ覚えて身に付けていきましょう。
関数は数式の一種なので数式に組み込んで使います。
関数の入力する時は状況に応じて以下のやり方を使い分けましょう。
関数の引数には値を直接指定する他、セルアドレスの参照を用いることもできます。
参照にはコロン「:」を用いた範囲指定を用いることができます。 範囲指定は「(最小アドレス):(最大アドレス)」で行います。 講義で実演しますのでちゃんと聞いていてください。
関数を使いこなす者はエクセルを制する」とも言われています。 様々な関数を少しずつ覚えていくようにがんばってください。