2 戦後国内総生産と所得平均の推移

戦後国内総生産の推移

  1. 昭和30年(1955年)から平成12年(2000年)までの「実質GDP」の推移を折れ線グラフにせよ(作成例を参照)。
    内閣府」から「 統計情報・調査結果」 → 「国民経済計算(GDP統計)」→「統計データ」→「統計表(国民経済計算年次推計)」→平成2年基準(1968SNA) – 1955年から掲載の1998(平成10)年度 国民経済計算確報(1990年基準・1968SNA)(1955年~1998年、付表一部1970~1998)へと進み、4.主要系列表 国内総支出(1) の表の「実質」「暦年(Excel形式:97KB)」からXLSファイル( 55fcm1r.xls )を入手する。
    「実質」シートの36行目「5.国内総支出」の欄が支出から計算したGDPデータを用いる。
  2. 1.で得たデータを使い,昭和30年(1955年)から平成10年(1998年)までの「実質暦年GDPの変化率」の推移を折れ線グラフにせよ。
    (グラフ作成のヒント)
    GDP変化率 = (その年のGDP)/(前の年のGDP)-1 と計算し,それをパーセント(%)表示せよ(作成例を参照)。
  3. ワードファイルに、国内総生産(GDP)とは何か?を説明せよ。
  4. 作成したグラフをワードファイルに貼り付けよ。
  5. グラフから読み取れることを述べよ。特に,実質GDPの変化率が大きく動いた社会的要因に必ず言及せよ。
  6. 作成したワードファイルを提出せよ。

データダウンロード(動画解説約2分)

グラフの作成(動画解説約11分)

グラフから読み取れること(動画解説約11分)

戦後平均所得の推移

  1. 国税庁」から,「統計情報」→「国税庁」→「長期時系列(昭和24年分以降)」へと進み,
    長期時系列データ|統計情報|国税庁
    統計表 「申告所得税」からExcelファイル( 01.xls )を入手する。
  2. Excelファイルの「1 申告所得税課税状況」シートのデータを利用して,
    ・横軸:年
    ・左縦軸:納税者数(人),(総)所得金額(百万円)
    ・右縦軸:所得平均(万円)
    となるグラフを作成する(所得平均は自分で計算する:簡単)(作成例を参照)。

    このデータから分かるのは
    「平均所得が上がった・下がった」
    ということだけであり,それが
    「生活が豊かになった」ことを意味するのか?,それとも「単に物価が上昇しただけ」なのか?
    には答えられない。
    この問に答えるためには,物価の上昇に関する情報(消費者物価指数)が必要になる。
  3. 統計局」の「2015年基準消費者物価指数」ページの「持家の帰属家賃を除く総合指数(1947年~最新年)」に掲載されているデータを使い,2.のグラフを改造せよ。
    (ヒント)
    2015年の物価に換算した平均所得=その年の平均所得/その年の消費者物価指数×100
    作成例を参照)。
  4. 作成したグラフをワードファイルに貼り付けよ。
  5. 作成したグラフを見て,次の質問に答える(必要ならネット検索もする)。
    1. 申告所得税とは,どのような税か?
    2. 2015年の物価に換算した所得平均が右肩上がりになっているのは,何を意味しているか?
    3. 2015年の物価に換算した所得平均が跳ね上がった時期は,いつごろか?それは何を意味しているか?
    4. 2015年の物価に換算した所得平均の推移を見て,今の日本の状況をどう考えるべきか?
  6. 作成したワードファイルを提出せよ

データダウンロード グラフの作成(動画解説約22分)

質問A~Dに答える(動画解説約15分)